日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の3月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で90・3と前月から0・7ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、メタクリル樹脂など8品目が変動なく、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS樹脂など8品目が上昇したが、ポリビニルアルコール、フェノール樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂の3品目が下降した。また13品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品は20品目平均で97・0と前月から0・1ポイント下降した。
内訳はプラスチック積層品、プラスチック管、プラスチック雨どい、合成皮革など12品目が変動なく、強化プラ管板類、プラスチック継手、プラスチック板など6品目が上昇した。下降については、プラスチック製中空成形容器、プラスチックフィルム・シートの2品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック雨どいの121・1。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から6・6%上昇し96・1となった。
内訳はアクリロニトリル、酢酸ビニルモノマー、アクリル酸エステルの3品目が変動なしとなり、ビスフェノールA、スチレンモノマー、キシレン、ベンゼンなど13品目が上昇した。下降した品目はなかった。品目別でみていくと、ビスフェノールAが34・3ポイントともっとも上昇した。
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