資本業務提携を締結 豊田合成、芦森工業と

2021年05月19日

ゴムタイムス社

 豊田合成は5月14日、芦森工業との間で、セーフティシステム事業に関する資本業務提携を行うと発表した。同社は、日本毛織が保有する芦森工業の普通株式の一部である83万4100株(自己株式控除後の発行済み普通株式の13・89%)をToSTNeT―1での立会外取引により2021年5月14日終値で取得する予定。

 自動車産業は、CASEやMaaSと呼ばれる新領域での技術革新の進展など、大きな環境変化の中にある。自動車部品も環境変化への対応に加え、クリーンで安全な製品の提供を通じて豊かな社会づくりに貢献することが求められている。こうした状況に対応するため、同社と芦森工業は、相互の事業資産とノウハウを活用し、開発力および製品競争力を強化させることにより、自動車の安全性能の向上に貢献していくとしている。

 同社と芦森工業は、セーフティシステム事業において相互の事業資産とノウハウを活用して、技術開発や生産、購買などの分野で協業体制を構築し、シナジー効果により競争力向上を目指す。具体的には、①自動車安全部品のシステムおよびコンポーネントの技術・開発領域における協業、②両社の製造拠点の相互活用やモノづくりのノウハウの共有による生産体制および品質管理体制の強化、③購買などの分野での協業体制の構築によるサプライチェーンの最適化などを行っていく。

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