住友ゴム工業は5月20日、住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパが、6月3~6日にドイツで開催される世界最大級のツーリングカーレース「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称『49th ADAC TOTAL 24h-Rennen』)」にファルケンモータースポーツチームとして参戦すると発表した。ポルシェでのレース参戦10周年となる2021年は、昨年に引き続き「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指す。また、今年もオフィシャルスポンサーとして、ファルケンブランドで同レースに協賛する。
同社グループは1999年以来、世界一過酷なレースともいわれる「ニュルブルクリンク24時間レース」に、ファルケンモータースポーツチームとして参戦を続けてきた。昨年は、霧や一時中断するほどの豪雨にも見舞われる厳しい環境と過酷なコースとが重なり完走すること自体が難しいレースだったが、ファルケンタイヤの信頼できる性能を軸にチームが一丸となってレースに挑み、同チームの2台は総合10位と11位で、ともに完走を果たした。
今年は、同コースで5月1日に開催された「ニュルブルクリンク耐久シリーズ」の第3戦で総合3位、5月8~9日に開催された「ニュルブルクリンク24時間レース」の予選レースでも総合6位と多くの強豪チームが参戦する中で好成績を残している。これらのレースで収集したデータを基に最終調整を行い、万全な体制で「ニュルブルクリンク24時間レース」に臨むとしている。