ＣＩＴＥ　ＪＡＰＡＮで銀賞　積水化成品のテクポリマー

　積水化成品工業は５月25日、同社の「テクポリマーＢＩＯ　ＥＦＡシリーズ」が、第10回化粧品産業技術展の「ＣＩＴＥ　ＪＡＰＡＮ　２０２１アワード」環境部門において、銀賞を受賞したと発表した。

　化粧品産業技術展ＣＩＴＥ　ＪＡＰＡＮでは、今年10回目の節目を記念して「ＣＩＴＥ　ＪＡＰＡＮ　２０２１アワード」が開催された。化粧品関連の各業界企業が一堂に会するＣＩＴＥ　ＪＡＰＡＮ　２０２１において、出展された製品・技術・サービスの中から、化粧品業界への貢献度や革新性、インパクトが優れているものを、環境部門と技術部門の２部門で選出し表彰が行われた。

　今回銀賞を受賞した「テクポリマーＢＩＯ　ＥＦＡシリーズ」は、次世代の地球環境に配慮し、持続可能な資源の活用を重視した取り組みであるとして、環境部門にノミネートされた。

　同製品は優れた水中分解性を有するポリマー微粒子で、ＳＤＧｓ目標14「海の豊かさを守ろう」の取り組みに寄与する。環境貢献・革新性・継続性などの審査項目において、海洋プラスチックの課題は環境問題の中でも大きなウエイトを占めていて、水中分解性ポリマーという思想が、その解決に向けた取り組みとして高く評価され、今回の受賞に至った。

　同社グループは、「環境リーディングカンパニー」を目指し、従来から注力している３Ｒ活動（Ｒｅｄｕｃｅ、Ｒｅｕｓｅ、Ｒｅｃｙｃｌｅ）に、２Ｒ（Ｒｅｐｌａｃｅ、Ｒｅ―ｃｒｅａｔｅ）を加えた「ＳＫＧ－５Ｒ」を推進している。

　「テクポリマーＢＩＯ　ＥＦＡシリーズ」は、石油由来の素材から植物由来の素材に置き換えた「Ｒｅｐｌａｃｅ」の一例であり、同社の環境貢献製品（サスティナブル・スタープロダクト）と位置付けている。

　同社は今後も、化粧品用途をはじめとする幅広い分野での展開を目指し、持続可能社会への貢献に努めていくとしている。

同シリーズの電子顕微鏡写真

ＣＩＴＥ　ＪＡＰＡＮ　２０２１で銀賞受賞

同社出展ブース