カネカは5月28日、同社の「カネカ生分解性ポリマー『グリーンプラネット』」(以下、グリーンプラネット)を用いた伸縮ストローが、伊藤園の紙パック飲料「充実野菜乳酸菌ミックス」に採用されたと発表した。6月14日より順次、全国のスーパーなどで販売開始される。
今回採用された伸縮タイプのストローには、軟質で割れにくく加工性を高めたグリーンプラネットを使用している。このストローは、日本ストローと共同で量産技術を確立し、伊藤園と品質基準の設定も含め検討してきた。今後同社は、この加工技術を活かし、さらなる製品開発を進めていく。
グリーンプラネットは同社が開発した100%植物由来の生分解性ポリマーで、幅広い環境下で優れた生分解性を有し、海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE」を取得しており、海洋汚染低減に貢献する。伊藤園は2020年11月に「伊藤園グループ中長期環境目標」を策定し、持続可能な社会・環境の実現に向けた取組みを進め、環境負荷低減に貢献する製品開発も進めている。今回、その特長を備えるグリーンプラネットを採用した。
同社は「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks 『Wellness First』.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供している。今後もグリーンプラネットの展開を通じて、環境汚染問題の解決に貢献していくとしている。