宮川ローラー(宮城県利府町、宮川忠直社長)は、「ミモザシリーズ」「ゼブラローラーシリーズ」「セーフティインパクトα」などオリジナリティ溢れる製品群を市場に供給している。
20年度の需要動向については、前半はコロナ影響でロールの受注環境は停滞したものの、夏場ごろから半導体や電子部品関係での受注が堅調に推移したことから、同社の20年度業績は前年度並みで着地した。
分野別では、印刷用ロールは、元々の紙離れに加え、コロナ禍の影響で操業停止や調整に踏み切る企業が多くあり、印刷用ロールの巻き替え頻度も低迷した。そのような厳しい環境下においても「これからも顧客ニーズを満たす付加価値のあるロール製品の提供に努めていく」(同社)考えだ。
一方、工業用ロールは、先端産業向けで需要が堅調に推移し、製品ではミモザシリーズやゼブラシリーズは着実な伸びを示した。
また、食品や医薬品のフィルムやパッケージに使われる軟包装向けも安定した受注を獲得し、