豊田合成は5月31日、環境保全に関する課題や目標などを社内で共有する「バーチャル環境展示会」を開始したと発表した。開催期間は5月31日~6月30日。
「バーチャル環境展示会」の主な内容は、①「世界の環境動向(地球温暖化、資源の浪費、生態系の危機等の課題と対策)」、②「同社の環境方針(2050環境チャレンジ、Targets50&50、第7次環境取り組みプラン)」、③「同社の重点活動(もったいない活動、省エネ活動、環境意識調査など)」、④「社内外の好事例(工場でのCO2排出量・廃棄物量・水使用量の低減)」となっている。
同社は、事業活動でのCO2排出量をゼロにするカーボンニュートラルの達成を2050年までに目指している。今年4月には2030年までにCO2排出量を50%削減(2015年度比)する中期目標を公表するなど、全社をあげて環境活動を推進しており、その一環として、従業員一人一人が環境問題を自分事ととらえ行動できる風土づくりを進めている。
環境展示会は、例年、社内の会議室にパネルなどを展示する形で行ってきたが、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を防止しつつ、より多くの従業員がいつでも利用できるよう、オンライン(イントラネット)を活用して開催している。世界の環境動向、同社の環境方針と活動、社内外の好事例などを掲載しており、要点を簡潔に理解できる入門編と、詳細を盛り込んだ上級編の2つのコースをそれぞれ用意し、ナレーション付きの動画などであたかも実際に説明しているかのようにわかりやすく紹介している。
同社は、今後もグループを挙げて環境保全活動を推進していくとしている。