バンドー化学は6月1日、連結子会社であるAimedic MMTが「C―STRETCH」の技術を応用した医療機器「ResMo(レスモ)」を開発し、同日、販売代理店を通じて販売を開始すると発表した。同社は、独自開発した伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」を活用した医療機器の開発に取り組んでいる。
同社グループは、新たな事業の柱の1つとして、伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」を活用した「呼吸数計測」「関節可動域計測」「嚥下評価」に関する開発を進めてきた。また、2019年5月には医療機器メーカーのAimedic MMTをグループに取り込み、医療機器・ヘルスケア機器事業の早期確立に取り組んでいる。今回、医療機器としての「ResMo」を同社で製造し、Aimedic MMTから販売代理店を通じて販売することとなった。
同製品は、①「ResMo」は主に呼吸リハビリテーション施設での使用を想定しており、呼吸リハビリテーション領域ではこれまで実施者の主観評価が主流であった「呼吸数」を、伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」の技術を応用することで計測し、客観化(数値化)することが可能、②呼吸数、動脈血酸素飽和度(SpO2)、脈拍数が非侵襲で同時に計測できるため、呼吸リハビリテーション実施時のサポートに使用できる、という特長をもっている。