横浜ゴムは6月1日、2021年6月3日~6日にドイツで開催される「第49回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦する4チーム7台にアドバンレーシングタイヤを供給すると発表した。なかでも昨年パートナーシップ契約を締結したBMWカスタマーチーム「Walkenhorst Motorsport」では、最高峰クラスであるSP9クラスに参戦する「BMW M6 GT3」(3台)を含めた計4台がヨコハマタイヤを装着する。供給タイヤは「アドバンA005(ドライ用)」と「アドバンA006(ウェット用)」。
「Walkenhorst Motorsport」からは昨年の「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)」のSP9 Proクラスでチャンピオンを獲得したDavid Pittard選手や、元BMWワークスドライバーでFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)やSUPER GTでの活躍で知られるJörg Müller選手がSP9クラスでステアリングを握るほか、5月に開催された予選レースで後続に1周差をつけクラス優勝した「BMW M4 GT4」がSP10クラスで参戦し、チャンピオンを狙う。また、「Walkenhorst Motorsport」以外にもATクラス、SP3クラス、SP4クラスに参戦する3チーム(3台)にレーシングタイヤを供給する。
同社は2021年度から2023年度までの新中期経営計画「YX2023」のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦していくとしている。