ゴムロール特集 明和ゴム工業 UV印刷用は安定した受注確保 フィルム用はゴム・金属両面で提案

2021年06月21日

ゴムタイムス社

 明和ゴム工業(東京都大田区、坪井栄一郎社長)の21年9月期現況(20年10月~21年4月)は、売上は若干の減少で推移している。分野別では、印刷用はオフセット用の輪転機向けは低調な動きが続いており、特に印刷機械メーカーが海外へ輸出する需要が落ち込んでいる。一方、オフセット用でも枚葉印刷機のUV印刷向けはコロナ禍の環境でも安定した受注を確保している。
 UV印刷用では、同社はゴムローラー「UVゼスト」、樹脂ローラー「UVサミット」のゴム・樹脂両素材を持ち、ユーザーの様々な使用条件に合ったロールを提案している。「これからもゴム・樹脂素材を持つ当社の強みを武器に、UV印刷機を導入するユーザーにアプローチしながら、一つひとつ受注に結びつけていく」(同社)考えだ。
 また、新聞印刷向けは前期比並みで推移。
 工業用も高機能フィルム向けで輸出案件が落ち込み、受注は前年度を下回る状況にある。

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