TPE特集 クレイトンポリマージャパン 射出成形ソフトスキンに注力 中国車種に内装表皮材で採用

2021年06月14日

ゴムタイムス社

  スチレンブロック共重合体(SBC)の世界的大手メーカーである米クレイトンコーポレーションの日本法人クレイトンポリマージャパン(東京都港区、石井智憲取締役・統括ディレクター)はポリマー部門とケミカル部門で事業展開する。
 20年12月期を振り返ると、昨年4~6月は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、需要の落ち込みがあったものの、7月以降から回復基調を示し、9月からは堅調に推移したことから、通年では主要な製品群で前年を上回る販売数量増となった。
 同社のTPE用途は日用品、食品包装、医療、建築、電子部品、自動車、など多岐に渡り、「年度後半から、自動車産業の回復により需要も回復。SISは比較的に安定した需要だった。主な用途は接着・粘着であり、衛材や一般工業用途向けとなっている。足元の1~3月では、ポリマー部門やケミカル部門も前期に引き続き好調さを維持するが、「コロナ禍でコンテナ不足などの輸送問題や、流通在庫補填のため、実需以上の動きがあるとみられる」(同)ことから「7月~9月以降はコロナの動向次第で大きく変わるため楽観視はしていない」(同)としている。
 クレイトングループ全体の戦略は、「持続可能なソリューション」や「永続的なイノベーション」

 

 

 

全文:約1201文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー