日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の4月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で94・0と前月から3・6ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアミド樹脂など5品目が変動なく、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリプロピレンなど13品目が上昇したが、ポリフェニレンサルファイド1品目が下降した。また12品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品は20品目平均で96・7と前月から0・1ポイント下降した。
内訳はプラスチック管、軟質プラ発泡製品、硬質プラ発泡製品など6品目が変動なく、プラスチック積層品、合成皮革、プラスチックフィルム・シートなど5品目が上昇した。下降については、プラスチック継手、再生プラスチック成形材料、飲料用プラスチックボトルなど9品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック雨どいの121・2。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から9・5%上昇し105・6となった。
内訳はアクリル酸エステル1品目が変動なしとなり、アクリロニトリル、ビスフェノールA、ベンゼン、プロピレンなど14品目が上昇した。下降についてはフェノール1品目となった。品目別でみていくと、アクリロニトリルが39・6ポイントともっとも上昇した。
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