TOYO TIREは6月7日、米国タイヤ販売子会社トーヨータイヤUSA(以下「TTC」)ならびにメキシコタイヤ販売子会社NTメキシコ(以下「NTM」)とともに、6月9日から13日の4日間、メキシコのバハ・カリフォルニア州で開催される第53回「スコア・バハ500(バハ500)」に参戦する6チーム計7台のマシンに対し、同社製ピックアップトラック/SUV用タイヤ「オープンカントリー」シリーズを供給し、同レースでの活躍をサポートすると発表した。
毎年6月に開催される「スコア・バハ500」は、オフロードレース「スコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップ」(全4戦)における第2戦で、世界有数の過酷なオフロードレースとして知られている。
同レース参加車両はメキシコのバハ・カリフォルニア半島の都市エンセナーダを出発し、全行程約500マイル(約800km)の起伏に富んだ砂漠地帯や岩場の多い山岳地帯を高速で駆け抜ける。砂や岩で構成されるハードな路面を制限時間内に走破するためには、ドライバーのテクニックに加え、装着タイヤの悪路走破性と耐久性が高いレベルで要求される。
同社は、北米市場で高く評価されている本格的オフロード向けピックアップトラック/SUV用タイヤ「オープンカントリーM/T」をレース用にチューンアップした、「オープンカントリーM/T―R」を供給する。世界各地のオフロードレースで蓄積した技術的経験をフィードバックし、開発を重ねた「オープンカントリー」シリーズは、トラクション性能やブレーキ性能、悪路走破性を向上したトレッドと、耐外傷性の高いタフネス構造で、「スコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップ」でも数々の総合優勝をサポートしてきた。
今年4月に開催されたスコアシリーズ第1戦「スコア・サンフェリペ250」で総合優勝したブライス・メンジス選手、2019年のスコア・バハ500優勝ならびにスコアシリーズ総合優勝を成し遂げたアンディ・マクミラン選手、2019年のスコア・バハ1000で地元優勝を飾ったアラン・アンプディア選手をはじめ、同社およびTTC、NTMとサポート契約を結んでいる選手チームの参戦車両が「オープンカントリーM/T―R」を装着し、総合優勝をめざす。