DX銘柄2年連続選定 ブリヂストンDX促進を評価  

2021年06月10日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは6月8日、経済産業省と東京証券取引所が共同で紹介する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2021」に2年連続で選定されたと発表した。「DX銘柄2021」は、東京証券取引所の上場会社の中から、企業価値の向上につながるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を「DX銘柄」として、業種区分ごとに選定して紹介するもの。

 今回の「DX銘柄2021」選定にあたっては、同社の「高度設計シミュレーションを活用した断トツ商品『ブリヂストン・マスターコア』の開発」「DXを促進するための組織体質変革」といった取り組みが評価された。

 同社グループは、「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げ、中期事業計画(2021―2023)において、独自のDXを推進している。ブリヂストン流のDXは、これまで現場で長年培われてきた強い「リアル」に「デジタル」を組み合わせることで、「より大きなデータで、より早く、より容易に、より正確に」をテーマとして、断トツ商品・断トツソリューションの開発、展開に繋げることを目指している。現場密着型の技術サービスにより得られた市場・顧客データや、経験則にもとづく実験・実証により培ってきた「ゴムを極める」技術などの強い「リアル」に、「デジタル」を加えることで、独自のシミュレ―ションやアルゴリズムなどを活用し、市場・顧客接点、素材~製品開発~モノづくり領域のバリューチェーン全体でイノベーションを加速することが可能となる。

 2021年末には、同社グループの技術開発拠点である小平地区を再構築し、イノベーションを通じて新たな価値を創造するグローバル拠点として「ブリヂストンイノベーションパーク」を開設する。同社は、ブリヂストンイノベーションパークを中核に、グローバル各地のイノベーション拠点間でデジタル人財の交流を推進、市場データや開発データを共有するなど、連携しながら迅速かつ確実なアウトプットに繋げていくとしている。

 

DX銘柄に2年連続で選定

DX銘柄に2年連続で選定

ブリヂストン流のDX

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