豊田合成は6月15日、e―Rubberセンサを靴の中敷きに搭載することで運動時の足裏の圧力データを取得できる「スマートインソール」を開発し、ミズノが運営するゴルフスクール(ミズノゴルフスタジオ大曽根店)へのサンプル出荷を6月より開始したと発表した。
スマートインソールは、薄くて柔らかいe―Rubberセンサの強みを活かし、足裏の圧力の微妙な変化を精度よく計測できることに加え、軽くて耐久性が高いことが特長となっている。今回のサンプル出荷では、ゴルフのスイング時の体重移動などを時系列で計測、タブレット端末上に色の濃淡(ヒートマップ)などで表示し、スイングフォームの改善などに活用する。
同社は今後、ミズノゴルフスタジオ大曽根店と共同で実証試験を進めると共に、専用アプリによるデータの蓄積・解析などの機能も拡充し、一般販売を行っていく予定で、将来的には各種スポーツの上達などを支援するサービスの提供に発展させていく。
また、スポーツ用途に加え、企業や自治体、医療機関などとも連携して、加齢に伴う足腰の衰えの早期発見(予防医療)など、ヘルスケア分野での活用も目指していくとしている。