日本グッドイヤーは6月17日、同社がタイヤをワンメイク供給する「トヨタGAZOOレーシング・ヤリスカップ2021」が、6月5日に91台のエントリーを集め富士スピードウェイで開幕したと発表した。
同社では、モータースポーツ参戦におけるタイヤ開発の重要性を再認識し、2019年よりル・マン24時間耐久を含むWEC(世界耐久選手権)への復帰や、2020年からのWTCR(世界ツーリングカーカップ)参戦など、世界中で新たなモータースポーツへの取り組みを開始している。
日本においては、同社が2012年よりワンメイク供給をしてきた「ネッツカップ・ヴィッツレース」が、今年より参戦車両および名称を改め、「トヨタGAZOOレーシング・ヤリスカップ(以下「ヤリスカップ」)」としてスタートした。同社は、このヤリスカップにおいてもタイヤをワンメイク供給する。
ヤリスカップは一般道を走行する市販車と同条件の車両で参戦するため、アマチュアのユーザーでも多額の費用をかけずに手軽に参戦できる。勝ち負けだけではなく、健全なモータースポーツとして楽しめるレースとなっている。
同社はヤリスカップに、「イーグルRSスポーツ・Sスペック」をワンメイク供給する。「イーグルRSスポーツ・Sスペック」は同社のハイグリップ・スポーツタイヤで、優れたグリップ力はスタート直後から発揮され、コーナーからの立ち上がりの良さにも貢献する。同社はタイヤの供給のみならず、レース参戦者のタイヤ交換やメンテナンスサービスを提供し、ヤリスカップをトータルでサポートする。
また、同社ではグッドイヤーブランド仕様のカスタマーカップカーを投入する。実際のレースへの参戦はもちろん、来場者が同乗して実際のレースコースを走行するなどレース体験も行う。