ポリエチレン樹脂値上げ 東ソー 現行価格より12円以上

2021年06月23日

ゴムタイムス社

 東ソーは6月23日、ポリエチレン樹脂について21年7月15日納入分より価格改定を実施すると発表した。対象製品はポリエチレン樹脂全製品とし、低密度ポリエチレン(商品名ペトロセン)、直鎖状低密度ポリエチレン (商品名ニポロン―L、ニポロン―Z)、超低密度ポリエチレン (商品名LUMITAC)、高密度ポリエチレン (商品名ニポロンハード、ニポテック)、エチレン酢酸ビニル共重合体(商品名ウルトラセン)、ポリオレフィン系接着性樹脂(商品名メルセン)、高溶融張力ポリエチレン (商品名TOSOH―HMS)。価格改定幅は現行価格からプラス12円/kg以上。
 主原料の国産ナフサ価格は、コロナ禍からの回復期待を背景にした原油価格の上昇に加え、アジア域内の堅調な需要を受けて騰勢を強めている。 同社では徹底したコスト削減に努めているが、原料価格の高騰に加えて、物流費、設備維持・補修費用の上昇による急激なコスト事情の悪化は自助努力のみで吸収することが極めて困難であり、今後の安定供給を図る上でも改定を実施するに至ったとしている。

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