早川ゴム(広島県福山市、横田幸治社長)は6月17日、工場や倉庫、商業施設など大規模建築物の屋上防水材の軟質塩ビシート「サンタックIB」の新たな防水仕様として「IB‐RS‐BM工法」の販売を開始したと発表した。
「IB‐RS‐BM工法」の開発にあたっては、大規模建築物の屋根防水材として一般的に採用されている既存のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)シートへの接着改修工法を可能とした「IB‐TPOプライマーMR‐Z」の開発に国内で初めて成功した。
近年、大規模建築物にはRC造よりも重量が軽く、工期短縮につながる屋上防水材としてTPOシートや軟質塩ビシートによる防水材が数多く採用されている。ただ、これら防水材の計画耐用年数は一般的に20年前後とされ、今後改修が必要とされる建築物は全国に数多く存在するとされる。
このうち、屋根防水材として用いるTPOシートは、紫外線への耐久性が高いという特徴を持つ反面、接着剤や
2021年06月25日