三井化学は6月28日、同社の組織横断的なオープン・ラボラトリー活動である「そざいの魅力ラボ―MOLp―」 が、2021年7月13日~17日の5日間、ライトボックススタジオ青山(東京都港区)にて、「NeoPLASTICism(新造形主義)」をテーマに素材の魅力を体感できる「モルカフェ2021」を期間限定で開催すると発表した。
「サステナブルな未来に向けて素材はどのように変化していくべきなのか、そんな未来において私たちはどのような消費意識を持つのか」というMOLpメンバーによる議論の結果、導き出した一つの形を提示し、来場者と共に自由に議論が行われるカフェのような展示会を開催する。
MOLpとは、同社グループが100年以上に亘り、継承し、培ってきた素材や技術の「機能的な価値」や「感性的な魅力」を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく同社グループのオープン・ラボラトリー活動を指す。MOLpでは、2015年の活動スタート以来、MTDO inc.(エムテド)の田子學氏をクリエイティブパートナーに迎え、設立のコンセプトである「感性からカガクを考える ~Fusion of Intuition and Science~」をテーマに、社会・ヒトと素材の新しい関係性について議論してきた。今回のモルカフェ2021では、サステナブルな未来に向けて素材の魅力を活かしたアイデアやヒントを身近なプロダクトへと昇華させ、展示・発表するとともに、実際に手にとって体感してもらえるよう一部商品の販売も行う。
同社は、MOLpによって素材や技術の価値や魅力を再発見し、コミュニケーションを通じてこれからの未来社会にシェアしていくことで、素材の未来を切りひらいていくとしている。