日本ゴム協会は6月29~30日にわたり、第55回夏期講座を開催した。
当初、会場とオンラインのハイブリット形式による開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン開催となった。
ゴム業界を取り巻く環境は、自動車産業などで進む技術革新をはじめ、環境問題への対応やIT技術の進歩を受けて、厳しく変化している。そのなかで、今回は「今あるゴム技術をいかに守り展開させるか」を主なテーマに、「中堅・中小ゴム企業の取り組みと強み」に関する経営者による講演とパネルディスカッション、「ポジティブリスト制度」による今後のゴム業界への影響に関する講演と質疑応答という2つの特別企画を設けた。
中堅・中小ゴム企業の取り組みと強みでは、ホッティ―ポリマーの代表取締役社長の堀田秀敏氏、中島ゴム工業の代表取締役社長の中島幹雄氏、弊社記者の松田洋明氏、加藤事務所の代表取締役社長の加藤進一氏らが「中堅・中小ゴム企業の取り組み」のテーマに発表を行った。