ブリヂストン 生産能力増強 ブラジルバイーア工場で

2021年07月01日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは7月1日、同社グループ会社のブリヂストンドブラジルインドゥストリア イ コメルシオ・リミターダ(BSBR)がブラジル・バイーア州で運営する乗用車用タイヤ及び小型トラック用タイヤ工場の生産能力を増強することを発表した。
 総投資額は約7億ブラジルレアル(約154億円※1ブラジルレアル22 円で換算)となっており、2021年第4四半期に着工し、生産能力を現在の年間約350万本から段階的に増強し、2024年中に年間約430万本にする予定としている。
 同社グループは、「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社へ」をビジョンとして掲げ、中期事業計画で、戦略的成長投資を通じてコア事業の強化と成長事業の拡大を推進している。BSBRにおける今回の増強は、コアであるタイヤ事業のプレミアムビジネス戦略の一環として、プレミアム商品を創る体制を強化するもの。この増強により、米州でのEV(電気自動車)やハイブリッド車向けの乗用車用高インチタイヤなどの需要拡大に対応し、プレミアム商品として拡大を計画している、サステナビリティ、モビリティの進化を見据えた断トツ商品のさらなる展開が可能となる。
 同社グループは、今後も中期事業計画に沿って、共創とイノベーションを通じて、「サステナビリティビジネス構想」の実現へ挑戦し、ヒト・モノの移動と動きを支え、社会価値・顧客価値を提供し続けるサステナブルなソリューションカンパニーへと進化していく。
 なお、本件が2021年12 月期の同社グループ連結業績予想に与える影響は軽微としている。

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