BASFは6月30日、持続可能なソリューションを提供するプラスチック添加剤の新グローバルブランドVALERAS(バレラス)を発表した。
VALERASは、同社の長年の経験、革新的なソリューション、規制面でのサポートを集約し、ポリマーのバリューチェーン全体でプラスチックのサステナビリティを高めることを目的としている。今年の後半には、マテリアルリサイクルされたプラスチックとその用途向けの添加剤パッケージもVALERASブランドの製品ポートフォリオとして展開予定となっている。
同社パフォーマンス・ケミカルズ事業本部プレジデントのトーマス・クロスター氏は、「消費者における関心の高まりや法規制の強化を背景に、サステナビリティへの流れが加速している。当社のお客様は、持続可能なイノベーションとプラスチックのリサイクル性の課題について、これまで以上の重圧にさらされている。私たちはVALERASの画期的なソリューションとサービスにより、お客様のサステナビリティへの取り組みを支援し、プラスチックの新たな価値を創造する。私たちが目指すものは、VALERASを通じて、お客様のサステナビリティ目標に貢献するBASFのあらゆる添加剤ブランドを一つのプラットフォームに集約することだ」と述べている。
VALERASのポートフォリオには、耐久性の向上、省エネルギー化、排出量の削減、生物多様性の促進など、プラスチック利用における優れたサステナビリティ価値を備えた同社の既存のプラスチック添加剤が含まれる。
このラインナップは今後も拡充予定であり、同社はプラスチック業界のサステナビリティへの取り組みを将来にわたって支援していく。既に、同社のプラスチック添加剤部門は、100名以上の専門家と世界各地の5つのコンピテンスセンターとの協働により、持続可能な未来のための新たなVALERAS製品の開発と導入に取り組んでいる。