横浜ゴムは7月2日、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」装着車が、6月27日に米国・コロラド州で開催された「第99回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の2部門でクラス優勝したと発表した。同社は「アドバンA005」および「アドバンA052」を供給し勝利を支えた。
優勝したのは、パイクスピークオープンクラスのラファエル・アスティエ選手が駆る「2015ポルシェBBI・ターボ・カップ」、エキシビジョンクラスのランディ・ポブスト選手の「2021Tesla Model S Plaid」。また、オープンホイールクラスでは、昨年、総合優勝を飾った父のクリント・ヴァーショルツ選手から優勝マシン「2013フォード・オープン」を受け継いだコーディ・ヴァーショルツ選手が2位を獲得した。さらにタイムアタック1クラスでもヨコハマタイヤ勢が3位を獲得するなど活躍した。なお、「アドバンA052」のワンメイクで競われる「ポルシェ・パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスではタナー・ファウスト選手がクラストップでフィニッシュした。
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライム競技で、別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2862mのスタート地点から標高4300m にあるゴールまでの約20kmのコースにて競われる。これまで同社は参戦する電気自動車へもタイヤを供給しており、2010年から3年連続で電気自動車の最高タイムを記録しクラス優勝している。さらに昨年は「アドバンA005」を装着したクリント・ヴァーショルツ選手の「2013フォード・オープン」が総合優勝を果たした。