三菱ケミカルは7月5日、同社のグループ会社である三菱ケミカルインフラテックが、アルミ樹脂複合板「アルポリック」シリーズのひとつである抗ウイルスグレードでSIAAマークを今年6月に取得したと発表した。
アルポリックシリーズは、表面にアルミニウム、芯材に樹脂を使用した3層構造からなるアルミ樹脂複合板で、さまざまな意匠・加工性・耐候性を持った銘柄を揃え、幅広い用途で使用されている。1970年代の生産・販売開始から現在に至るまで国内トップシェアであり、海外では世界130ヶ国以上への販売実績を誇っている。
アルポリック抗ウイルスグレードは、アルポリックが持つ軽量・高剛性・高平滑性はそのままに、表面塗装に抗ウイルス加工を施した安心・安全で清潔感のある内装仕上げ材となっている。予め抗ウイルス加工剤を含有させた塗料を焼付塗装しているため、取り付け後は抗ウイルス剤の塗布等が不要となり工数削減に貢献する。さらに、一般的なエタノールや次亜塩素酸ナトリウム等の消毒剤を用いて拭き掃除をしても、外観や抗ウイルス性能において耐久性を有している。
同社は今後も、顧客からの要望に幅広く応じるべく、不燃内装仕上げ材「ALPOLIC/fr INNERLIGHT」にも同グレードを展開し、ラインナップを拡充する予定としている。