山下ゴム㈱(鵜飼脩社長)は経済成長著しいインドで自動車用防振ゴム(型物製品)を製造・販売する子会社「Y-TEC INDIA」を設立、ラジャスタン州ニムラナ工業団地内に新工場を建設することを決定した。 総投資額は20億円。2012年1月に着工、敷地面積54,740㎡に建物面積8,933㎡の建屋を建設、2013年4月の稼動を目指す。初年度の販売計画は20億円、14年度に25億円を見込んでいる。従業員400名。 新工場の建設地は同社の主要取引先であるホンダ第一工場、2輪工場、MARUTI SUZUKI第2工場から100㌔圏内に位置し、両工場に製品を供給する。 山下ゴムはグローバルコスト競争と歴史的円高への対応策として、海外展開の加速、グローバル最廉価調達の徹底を図っており、インド工場建設はその一環。世界に通用するコスト・品質競争力の構築、グローバル体制の強化により海外売上高比率を高める。同時にメキシコ、タイの生産能力増強を計画、今期から来期にかけての設備投資額は過去最高の56億円を予定している。 メキシコでの自動車用防振ゴム新工場「YUSAオートパーツメキシコ」(サカテカス市)は2011年6月に弟1期建屋(建物面積11、007㎡)が完成、本年10月から生産を開始したばかりだが、ホンダのグローバル戦略に対応、同敷地内に弟2工場(建物面積20、000㎡)の建設を決め、2013年3月の竣工を予定。総投資額20億円。第一工場での12年度売上高は30億円を見込んでいる。 また、自動車用防振ゴムのアジアの生産拠点であるタイのY-TECでは304工業団地近隣に土地を確保 チューブ・ホースの専門工場として弟2工場の建設に着手、2012年12月に竣工予定。総投資額20億円。
2011年12月08日