日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の5月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で96・8と前月から1・9ポイント上昇した。
内訳はポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂など6品目が変動なく、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル樹脂など11品目が上昇したが、シリコーン、ポリビニルアルコールの2品目が下降した。また11品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品は20品目平均で96・8と前月から0・1ポイント上昇した。
内訳はプラスチック積層品、合成皮革、軟質プラ発泡製品、硬質プラ発泡製品など8品目が変動なく、プラスチック継手、電気機器用プラ製品、プラスチック製中空成形容器など8品目が上昇した。下降については、プラスチック雨どい、プラスチック製容器(除中空成形)、飲料用プラスチックボトルなど4品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック雨どいの120・2。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から2・9%上昇し108・9となった。
内訳は塩化ビニルモノマー、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、フタル酸系可塑剤の4品目が変動なしとなり、ベンゼン、ビスフェノールA、フェノール、スチレンモノマーなど10品目が上昇した。下降についてはブタン・プチレン、トルエンの2品目となった。品目別でみていくと、ベンゼンが10・8ポイントともっとも上昇した。
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