JSRは7月21日、川崎市のキングスカイフロントに建設した新研究所「JSR Bioscience and informatics R&D center(JSR BiRD)」を開所したと発表した。
同社は、JSR BiRDにおいて以下の3点の施策を通じ新規ビジネスを創出していくとしている。
①ライフサイエンス研究の深掘と社会実装
JSR BiRDは、細菌叢を核にしたライフサイエンス分野の研究を進め、その成果やアイデアを早期に社会実装することを目指す。
②インフォマティクスの強化
JSR BiRDはインフォマティクスの研究者の活動拠点となる。最先端のシミュレーション・深層学習を深耕することで製品開発力を強化していく。JSR BiRDを拠点に、JSRグループのインフォマティクスを通じた活動をより活性化し、デジタル変革を本格化して顧客の価値へつなげていく。
③オープンイノベーション
JSR BiRDはオープンイノベーションの拠点としてアカデミアやスタートアップ企業との共同研究で技術の相互補完と強化を行っていく。通常では交わらない三つの目的をもった研究者達がJSR BiRDでは自由闊達に交流し、意見交換しながらイノベーティブに研究開発を行う。
同社は、JSR BiRDでの研究開発によって作り上げた同社の製品によって、健康で幸せな生活が可能な社会、安全安心で豊かなデジタル社会、低環境負荷で持続可能な社会に貢献していくことを目指すとしている。