関西ゴム技術、34人巣立つ　卒業式をＷＥＢで開催

　関西ゴム技術研修所（駒水謙二所長）は７月21日、化学物質評価研究機構で第59回卒業式を開催し、新型コロナウイルス感染対策として、卒業式の規模縮小しオンラインで実施した。
　卒業式前に、記念特別講演として㈱バルカーの青木睦郎取締役・専務執行役員を招き「バルカーにおけるイノベーションの考え方について」というテーマで、オンライン講演が行われた。
　講演では、青木氏は同社のイノベーションへの取り組みを説明した上で、同社は多くの市場への製品供給で得た知見をＨ＆Ｓ（ハードアンドサービス）という概念のもと、ソリューション提供という形で顧客への提案を行っているという。
　また、青木氏はＨ＆Ｓ活動を持続的に高め、領域と規模の拡大を図るため、祖業に留まらずイノベーションにより保有技術と組織を成長させることが不可欠だと強調した。講演中には、現在取り組んでいるオープンイノベーションの事例紹介も分かりやすく解説していた。