住友ゴムが安全点検実施 タイヤ整備不良率は25%

2021年07月28日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は7月27日、定期的なタイヤ点検の啓発のために今回で24回目となる「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を、4月8日~5月31日に全国のダンロップ直営店(タイヤセレクト、タイヤランド)で実施したと発表した。

 点検の結果、パンクの原因となる「表面の損傷」をはじめとする整備不良が、4台に1台の割合で確認された。セルフ方式のガソリンスタンドが増加し、プロの目による点検機会も減る中で、多くの人が同社の取り組みを知り安全点検に訪れた。

 タイヤ点検は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝、表面の損傷、空気圧などの点検を行うもので、同社は2008年から継続して実施している。今回は計4260台の車両のタイヤを点検した結果、タイヤの整備不良率は25・0%だった。不良別では、路上の障害物や縁石との接触などによって生じる表面の損傷が13・2%、残溝不足が12・0%、空気圧の過不足が11・6%、偏摩耗が2・3%、釘・異物踏みが0・1%と続いた。

 同社では、安全・安心な走行をサポートするべく「ダンロップ安全・安心への取り組み特設サイト」を設け、ドライバーが自身でタイヤ点検を行えるよう、かんたんチェックシートや点検ポイントを写真やイラストを使って分かりやすく紹介している。「事故のない毎日をつくりたい。」と言うダンロップのブランドメッセージのもと、同社は引き続きタイヤ点検の重要性を呼びかけ、より安全なモビリティ社会の実現を目指していくとしている。

 

タイヤ点検の様子

タイヤ点検の様子

かんたんチェックシート

かんたんチェックシート

 

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