フコクの22年３月期第１四半期連結決算は、売上高が１８９億７８００万円、営業利益は13億３７００万円、経常利益は13億９６００万円、四半期純利益は８億６６００万円となった。「収益認識に関する会計基準」などを第１四半期連結会計期間の期首から適用しており、売上高に影響が生じるため２０２２年３月期第１四半期の売上高対前年同四半期増減率は公表していない。
セグメント別に見ると、機能品事業は国内、海外ともに急速に受注が回復し、売上高は87億８２００万円で同37・１％増。セグメント利益は売上増加に加え、生産合理化、経費削減等の体質改善により12億６５００万円で同３０９・４％増となった。
防振事業では受注が堅調に回復し、売上高は71億８００万円で同11・８％増。セグメント利益は売上増加ならびに生産合理化、経費削減等の体質改善の効果により、５億５００万円で同33・０％増となった。
金属加工事業は売上高は13億１０００万円で同19・９％減、セグメント損失は体質改善がいまだ遅れていることから、１３００万円の損失（前年同期は１億１１００万円の損失）となった。
ホース事業は受注が順調に回復し、売上高は12億円で同18・７％増、セグメント利益も売上高の増加に伴い９３００万円で同２４０・２％増となった。
産業機器事業についても受注が順調に回復し、売上高は７億４９００万円で同25・４％増、セグメント利益は売上高の増加に体質改善の効果も伴い１億４４００万円で同１７４・６％増となった。
22年３月期通期業績は、売上高が７３０億円、営業利益が37億２０００万円、経常利益が39億円、当期純利益が24億５０００万円を見込んでいる。
