オカモト(東京都文京区、岡本良幸代表取締役)の20年度の避妊具(コンドーム)販売動向は、好調なスタートを見せたものの、新型コロナ感染拡大で中国をはじめとする訪日外国人客が激減した影響で、インバウンド需要も消滅した。これにより、20年度の国内のコンドームの売上は前年度を下回った。
ただ、インバウンド需要の多い繁華街のドラッグストアなどに比べると、郊外のドラッグストアは大きな販売の落ち込みが見られず、「国内需要そのものは安定している」(医療生活用品マーケティング室原敦課長)。
また、訪日客は直接店舗で購入できなくなる分、ECサイトでの購入が増えており、越境ECの需要が高まっている。
今期(21年度)の注力製品は「オカモトゼロワンLサイズたっぷりゼリー」「ピュアマーガレット」の2点を挙げる。
同社はポリウレタン製薄物商品の0・02ミリ台の「オカモトゼロ