NOKの22年3月期第1四半期連結決算は、売上高が1567億3500万円で前年同期比38・5%増、営業利益は68億8200万円(前年同期は87億4400万円の損失)、経常利益は108億7500万円(前年同期は82億3900万円の損失)、四半期純利益は68億4600万円(前年同期は78億6000万円の損失)となった。
シール事業は、売上高は840億3200万円で61・0%増、営業利益は99億1300万円(前年同期は35億6900万円の営業損失)となった。自動車向けは半導体等の部品不足による減産の影響が一部にあるものの、需要の回復幅が大きく、販売は増加した。一般産業機械向けについても、コロナ影響から脱却した海外諸国の経済の回復が寄与し建設機械、工作機械、ロボット等の需要が増加し、販売は増加した。
電子部品事業は、売上高は663億4700万円で同19・2%増、営業利益は33億6900万円の損失(前年同期は49億6千万円の営業損失)となった。半導体等の部品の供給不足の影響はあるが、需要回復により、自動車向け、スマートフォン向けの販売が増加した。
ロール事業等のその他事業は、売上高は63億5400万円で同20・3%増、営業利益は3億3300万円(前年同期は2億3100万円の営業損失)となった。ロール事業は、コロナ影響により落ち込んでいた複合機および補修用部品の需要が回復傾向にあり、販売は増加。特殊潤滑剤事業についても、自動車の生産回復で販売は増加した。
2021年08月04日