ダイキンの2022年3月期第1四半期決算は、売上高は7989億7500万円で前年同期比37・4%増、営業利益は1092億5400万円で同100・4%増、経常利益は1118億5900万円で同102・9%増、四半期純利益は786億280万円で同137・5%増となった。
化学事業セグメント合計の売上高は504億1700万円で同41・8%増、営業利益は79億1000万円で同197・6%増となった。
フッ素化学製品全体の販売は、新型コロナウイルスの世界的流行の影響で大きく落ち込んだ昨年に対し、半導体・自動車分野を中心に広範囲で需要が回復したこともあり、売上高は前年同期を大きく上回った。
フッ素樹脂は、世界的な半導体・自動車関連の需要回復が鮮明になってきており、売上高は前年同期を大きく上回った。また、フッ素ゴムについても、自動車関連を中心に需要の回復が顕著となり、売上高は前年同期を大きく上回った。
化成品のうち、表面防汚コーティング剤において需要の停滞が見られたものの、撥水撥油剤や半導体向けエッチング剤などの需要が回復したことにより、化成品全体の売上高は前年同期を上回った。
フルオロカーボンガスについては、需要が回復傾向にあり、売上高は前年同期を上回った。。
通期の連結業績予想については直近の公表から修正があり、売上高が2兆8100億円で前期比12・7%増、営業利益が2900億円で同21・5%増、経常利益が2900億円で同20・7%増、純利益が1900億円で同21・6%増を見込んでいる。