カーボンブラック協会はこのほど本年10月のカーボンブラック出荷実績をまとめたが、それによると出荷量は全体で5万9938㌧、前年同月比6・5%減となり、2ヵ月ぶりに前年実績を下回った。 タイヤ生産はプラスで推移しているが、東日本大震災による被災工場の生産がまだ再開されておらず、輸入品が大幅に増えている状況。
出荷内訳は、タイヤ向けが4万3397㌧、同11・3%減、一般ゴム向けは1万2000㌧、同16・9%増となり、主力のタイヤ向けの減少が影響した。輸出入実績は、ゴム用輸出が1399㌧で同13・4%増、非ゴム向けは3142㌧、同14・5%減となった。一般ゴム向けは、新車生産が20・3%増と2ヵ月ぶりに増加し、自動車向け以外の一般ゴム向けも輸出が好調。
2011年12月14日