日本ベルト工業会は10月のゴム・樹脂ベルト生産実績をまとめた。 ゴムコンベヤの生産量は内需が852㌧、前年同月比4%減、輸出758㌧、同50%増となり 、合計で1609㌧、同16%増となった。内需は低迷したものの資源開発を中心としたアジア市 場の好調で輸出が大幅に伸び、コンベヤ全体の出荷増に貢献した。
伝動ベルトは内需が914㌧、同5%減、輸出209㌧、同37%増となり、全体では1123 ㌧、同1%増と横ばい。
この結果、本年1―10月期累計のゴムベルト生産は、コンベヤが1万3845㌧、前年同期比 15%増、伝動ベルトは1万1599㌧、同1%増となり、合計では2万5444㌧、同8%増と なった。内訳は内需が1万8039㌧で同3%増、輸出が7405㌧、同23%増となり、輸出の 好調が目立っている。 なお、年間のゴムベルト生産については、11月、12月の2ヵ月で4500㌧を超えると3万㌧ の大台が達成されるが、これはほぼ確実視される。
一方、1―10月の樹脂ベルト生産実績は、PVC製が14万6160平方m、前年同期比1%減 、ポリウレタン製は60万3932平方m、同5%増、その他17万333平方m同50%増となり、 全体では92万425平方m、同10%増と1割の伸び。出荷金額は92億8800万円で同1%減。
2011年12月13日