旭化成の2022年3月期第1四半期決算は、売上高は5834億3300万円で前年同期比28・2%増、営業利益は605億1000万円で同101・0%増、経常利益は651億7100万円で同115・6%増、四半期純利益は464億2800万円で同241・7%増となった。
セグメント別では、マテリアルは売上高は2768億円で同721億円の増収となり、営業利益は321億円で同232億円の増益となった。自動車関連市場が回復したことに加え、需要回復等を背景として石化製品市況が急速に上昇したことなどから、大幅な増収・増益となった。
住宅セグメントは売上高は1976億円で同467億円の増収となり、営業利益は152億円で同44億円の増益となった。McDonald Jones Homes Pty Ltd等の新規連結や、海外事業が好調に推移したことに加え、「収益認識に関する会計基準」の適用に伴い、建築請負部門の収益の計上基準が変更され売上高・営業利益が増加したことなどから、増収・増益となった。
ヘルスケアセグメントは、売上高は1058億円で前年同101億円の増収となり、営業利益は205億円で同50億円の増益となった。クリティカルケア事業において、除細動器等の主力事業が好調に推移したことに加え、医薬・医療事業も堅調に推移したことなどから、増収・増益となった。
2022年度通期業績予想は、売上高2兆3750億円、同12・8%増、営業利益1060億円、同38・1%増、経常利益1100億円、同42%増、当期純利益1550億円、同94・3%増を見込む。