三洋貿易の21年9月期第3四半期連結決算は、売上高が684億2500万円で前年同期比19・3%増、営業利益は50億8300万円で同33%増、経常利益は56億2800万円で同33・8%増、四半期純利益は37億9100万円で同38・3%増となった。
セグメント別では、化成品は、売上高が235億6500万円で同8・2%増、セグメント利益は15億1400万円で同45・7%増。ゴム関連商品は供給逼迫と価格高騰が深刻化したものの、自動車向けをはじめ全ての産業で原材料の需要が拡大し、好調に推移。化学品関連商品では、主力のUVインキ原料等素材の輸入販売が好調に推移し、韓国向け電子材料の輸出や北米向けフィルムの輸出も堅調に推移した。
機械資材は、売上高が260億1600万円で同15・2%増、セグメント利益は33億6400万円で同29・1%増。 機械資材産業資材関連商品では、半導体不足による生産調整懸念は緩和し、主力であるシート周辺部材の販売は好調だった。機械・環境関連商品では北海道当別町の大型バイオマス案件が実現、粉体関連は消耗品・保守サービスが堅調に推移した。科学機器関連商品は、粒子分散や耐候性試験機などが堅調だった。
海外現地法人は、売上高が187億3100万円で前年同期比45・4%増、セグメント利益は9億3200万円で同38%増だった。
通期予想は、売上高は880億円で前期比15・7%増、営業利益は60億円で同25・2%増、経常利益は63億円で同19・5%増、当期純利益は42億円で同39・4%増を見込んでいる。