産業資材事業は6割増益 クリヤマHDの1~6月期

2021年08月10日

ゴムタイムス社

 クリヤマホールディングスの21年12月期第2四半期決算は、売上高が293億8100万円で同16・8%増、営業利益は23億7100万円同68・3%増、経常利益は26億5500万円で同58・1%増、四半期純利益は18億8400万円で同59・9%増となった。
 アジア事業全体では、売上高は141億700万円で同9・4%増、営業利益は16億2400万円で同19・0%増。
 産業資材事業の売上高は91億7400万円で同26・6%増、営業利益は14億4600万円で同58・2%増。第1四半期に続き、建機・農機メーカー各社の生産台数が高水準を維持し、尿素SCR用モジュール・タンク等の販売が好調に推移。中国での公共投資の拡大により建機メーカーの増産が続き、中国子会社の販売が増加した。
 スポーツ・建設資材事業の売上高は46億4200万円で同13・9%減、営業利益は2億2500万円で同57・1%減となった。陸上競技場・体育館などの文教施設での改修、新設物件の受注が順調なことから、陸上競技用トラックの「モンドトラック」および体育館用床材「タラフレックス」の販売が好調に推移したものの、駅舎関連案件の計画延期などが影響したことから、鉄道施設向け「エーストン」の販売が減少した。
 北米事業の売上高は132億1300万円で同23・1%増、営業利益は10億5700万円で106・9%増となった。各種産業用ホース・継手の販売が増加した。
 欧州事業の売上高は20億6000万円で同35・0%増、営業利益は1億6900万円(前年同期は9700万円の損失)となった。昨年実施した減損処理およびスペイン製造販売子会社の固定費削減による収益性が改善されたことから増益となった。

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