ポバール興業の22年3月期第1四半期決算は、売上高が9億4400万円で前年同期比5・0%増、営業利益は1億5100万円で同38・3%増、経常利益は1億6200万円で同35・9%増、四半期純利益は1億700万円で同17・1%増となった。
セグメントにみると、
総合接着・樹脂加工の売上高は8億2200万円で同19・6%増となった。総合接着・樹脂加工では、自動車・鉄鋼業界を中心にベルト関連製品の受注が回復基調で推移した。また、巣ごもり需要によるディスプレイ業界向け研磨部材の販売が昨年来に引き続き、堅調に推移している。
特殊設計機械の売上高は1億2100万円で同42・6%減となった。製造業での設備投資に慎重な姿勢が見られるなど、受注環境は厳しい状況が続いている。
22年3月期通期業績は当初予想から変更がなく、売上高は33億400万円で前期比16・0%増、営業利益は3億1800万円で同1・2%減、経常利益は3億2800万円で同 6・1%減、当期純利益は2億2200万円で同5・1%増を見込んでいる。
2021年08月16日