日精エー・エス・ビー機械の21年9月期第3四半期決算は、売上高は273億7100万円で前年同期比57・0%増、営業利益は72億8700万円で同178・6%増、経常利益は79億8300万円で同232・2%増、四半期純利益は57億400万円、同150・8%増となった。
米州は、消毒液や生活必需品等の容器需要の高まりを受け、北米を中心に好調な引き合いが続いたことにより、地域全体の売上高は95億5500万円(前年同期比162・8%)と増収となった。セグメント利益も、増収が寄与し16億6900万円(同188・6%)と増益となった。
欧州は、欧州各国ではコロナ禍への対応が異なり、地域による濃淡の差はあるものの、中小型機を中心に引き合いが好調に推移した結果、地域全体の売上高は58億8800万円(前年同期比163・8%)と増収となった。セグメント利益も、増収効果に加え、展示会費用の減少等により7億7500万円(同185・2%)と増益となった。
南・西アジアは、一部新興国において変異株感染が拡大し、経済への影響を与えているものの、インドを中心に中小型機の引き合いが堅調に推移した結果、地域全体の売上高は79億4100万円(前年同期比156・6%)と増収となった。セグメント利益も増収効果により14億1700万円(同1104・5%)と増益となった。
東アジアは、各国市場の引き合いは底堅く推移しており、地域全体の売上高は39億8500万円(前年同期比137・3%)と増収となった。セグメント利益は、増収の効果、及び展示会費用の減少等により59億8500万円(同215・4%)と増益となった。
通期の連結業績予想は、売上高が366億円で前期比34・3%増、営業利益が87億円で同79・4%増、経常利益が94億円で同101・3%増、当期純利益が66億円で55・7%増を見込んでいる。