日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の6月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で99・0と前月から1・8ポイント上昇した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂など7品目が変動なく、シリコーン、ABS樹脂、ポリエチレン、フェノール樹脂など11品目が上昇、ポリアセタール1品目が下降した。また11品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・3ポイント上昇し97・1だった。
内訳はプラスチック積層品、輸送機械用プラ製品、軟質プラ発泡製品、硬質プラ発泡製品など8品目が変動なく、プラスチック板、プラスチック雨どい、プラスチックフィルム・シート、強化プラ管板類など8品目が上昇した。下降については、プラスチック床材、プラスチック継手など4品目となった。20品目のうち、最高水準だったのはプラスチック雨どいの121・3。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から0・1%上昇し109・0となった。
内訳は塩化ビニルモノマー、アクリロニトリル、フタル酸系可塑剤の3品目が変動なしとなり、酢酸ビニルモノマー、パラキシレン、アクリル酸エステル、エチレンなど9品目が上昇した。ビスフェノールA、ベンゼン、スチレンモノマー、フェノールの4品目が下降となった。品目別でみていくと、酢酸ビニルモノマーが7・3ポイントともっとも上昇した。