TOYO TIREは8月19日、米国・ネバダ州で11日から14日の4日間にわたって開催されたオフロードレース「Best in the Desert Vegas to Reno」において、同社製タイヤ「オープンカントリーS×S」を供給、サポートしたチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(トヨタ車体)の三浦昂選手が、初参戦でクラス優勝を果たしたと発表した。
「Best in the Desert Vegas to Reno」は、北米で最も長い行程(約800km)を走破するタフなオフロードレースとして知られている。同レースの参加者は、ネバダ州南西部の都市ラスベガスを出発し、荒涼とした土漠や砂漠、鋭利な岩肌の山岳地帯などの過酷な路面を休むことなく走り続け、同州北西部の都市リノをめざす。
三浦選手は、Best in the Desertシリーズ独自の車両規格を定めたUtility Task Vehicle(UTV)を用いて走る「UTV Sportsmanクラス」に出場した。途中リタイアのチームも続出するなか、同参戦車両に供給した同社製タイヤ「オープンカントリーS×S」が優れた耐久性とパフォーマンスを発揮し、三浦選手にとって初めての北米オフロードレース参戦での完走およびクラス優勝を支えた。
「オープンカントリーS×S」は、SCORE BAJAシリーズなどで優勝を重ねた「オープンカントリーM/T―R」の性能とデザインを、サイド・バイ・サイド・ビークル専用に小型化したもので、その大きな口径が車高を確保し、障害物にも対応する。また、過酷なオフロードレースへの参戦を通して開発された耐久性の高い構造と最先端のコンパウンドにより、岩場やぬかるみ、凹凸のある道でも、レスポンスの良いトラクションを発揮する。
同社は、今後もオフロードレースへのタイヤサポートを通じて「オープンカントリー」ブランドのさらなる商品力向上を図っていくとしている。