ニュースの焦点 4~6月プラ企業売上高ランキング

2021年08月30日

ゴムタイムス社

 主要上場プラスチック企業の22年3月期第1四半期連結決算が発表されたのを受け、第1四半期の売上高をランキングした。森六ホールディングス、大日精化工業、積水化成品工業、ユニチカ、大阪ソーダ、サンエー化研、前沢化成工業の7社は第1四半期の期首より「収益認識に関する会計基準」を適用したことにより、売上高の対前年同期増減率を公表していない。これら7社を除いた33社のうち、増収企業は29社となった。
 上位10社では日産化学を除いた9社が増収となり、いずれも2桁増となった。1位の帝人はコロナ影響からの経済回復などでマテリアル事業が8割近い増収となったほか、ヘルスケア事業も増収だった。
 2位の東ソーも石油化学事業で8割近い増収を見せた。オレフィンではナフサ等の原燃料価格及び海外製品市況の上昇で製品価格が上昇。ポリマーではポリエチレン樹脂はコロナからの需要回復で国内外で出荷が増えた。
 10位以下の企業で最も増収率が高かったのは天昇電気工業の40・3%増となった。日本を始め、中国や米国での成形品関連事業が前年同期に比べて回復したことが大幅増収につながった。

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