ランクセスの2021年度第2四半期の連結売上高は18 億3100万ユーロで前年同期比 27・5%増となった。
スペシャリティアディティブス部門では、売上高は、5億6800万ユーロで同28・5%増、特別項目を除いたEBITDAは8900万ユーロで同48・3%増、特別項目を除いたEBITDAマージンは15・7%(前年同期は13・6%)に増加した。販売量は大きく増加し、原材料費上昇を反映した価格設定によって販売価格も前年より引き上げとなった一方、為替のマイナスの影響を受けた。
エンジニアリングマテリアルズ部門では、売上高は4億2400万ユーロで同73・8%増、特別項目を除いたEBITDAは6800万ユーロで同 142・9%増、特別項目を除いたEBITDAマージンは16・0%(前年同期は11・5%)に増加した。自動車産業からの旺盛な需要の恩恵を受け、販売量が大幅に増加。販売価格もコロナウイルスのパンデミックの影響を大きく受けた前年同期と比べて上昇した。為替はマイナスに影響した。
なお、好業績の第2四半期を受けて、2021年度通期の業績予測値を前四半期に続き再び引き上げ、特別項目を除いたEBITDAは10 億ユーロから10 億5000万ユーロの間を見込んでいる。
2021年08月25日