日本ゴム工業会が経済産業省統計を基にまとめた1~6月のゴム製品生産統計によると、出荷金額は前年同期比18・2%増の1兆800億8000万円となった。自動車タイヤを始め、工業用ゴム製品、ベルトやホースなども2桁の伸びとなるなどゴム製品の出荷金額は回復している。
コロナ感染再拡大が懸念材料として残るものの、ゴム産業の主要需要先の自動車生産は昨年後半から回復基調で推移している。これを受けて、21年上半期のゴム製品出荷は2割近い増加となった。ただ、コロナ発生前の19年上半期(1~6月)の出荷金額1兆1549億8900万円には若干届かなかった。
自動車タイヤの1~6月の生産数量は同24・6%増の6851万6000本、出荷金額は同18・7%増の5491億4900万円となり、数量・金額ともに前年を上回った。
21年1~6月の国内自動車生産は同16・6%増の422万3377台
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