住友ゴムグループが刷新 「持続可能な天然ゴム方針」

2021年09月01日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は8月31日、昨年9月に開催されたGPSNR(持続可能な天然ゴムのためのグローバルプラットフォーム)第2回総会にて議決された参加企業に求められる方針に準拠すべく、住友ゴムグループ「持続可能な天然ゴム方針」を刷新したと発表した。

 同社は、これまでも持続可能な社会の実現に貢献する企業を目指し、2016年10月にIRSG(国際ゴム研究会)が提唱するSNR―i(天然ゴムを持続可能な資源とするためのイニシアティブ)、2018年10月にGPSNRに参画し、各種活動に取り組んできた。

 今回、天然ゴムの生産地域における森林破壊による環境問題や、労働環境における人権問題などへの取り組みを更に推進するため、GPSNRのポリシーフレームワークの内容を住友ゴムグループ「持続可能な天然ゴム方針」に反映、刷新した。

 刷新に際して、GPSNRプラットフォーム・ディレクターのStefano Savi氏は、「住友ゴムがGPSNRのポリシーフレームワークに賛同し、公正、公平で持続可能な天然ゴムのバリューチェーンへのコミットメントを制度化したことを喜ばしく思っている。GPSNRには天然ゴムに関係するステークホルダーの50%が加盟しており、住友ゴムをはじめとする加盟企業がGPSNRのポリシーフレームワークを採用したことは、業界全体にとって一歩前進となる。今回の取り組みに他企業が続くことを期待している」とコメントしている。

 同社グループは「持続可能な天然ゴム方針」に沿って、サプライチェーンをはじめとしたステークホルダーの皆様と連携した取り組みを積極的に推進し、天然ゴムの持続可能な社会の実現を目指していくとしている。

 

住友ゴムグループ「持続可能な天然ゴム方針」

住友ゴムグループ「持続可能な天然ゴム方針」

 

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