住友化学は9月1日、合成ゴムのエチレン・プロピレンゴム(EPDM)について、千葉工場(千葉県袖ケ浦市)にある製造設備を停止し、2023年3月末をめどに販売を終了すると発表した。
これまで同社は製品の高付加価値化やコスト削減など事業の競争力強化に取り組んできた。しかし1970年の操業開始から50年以上が経過した製造設備の維持・補修費用は年々増加しており、今後、中長期にわたって安定的に収益を確保することは困難と判断した。
同社は今後も、新たな価値創造を通じた持続的な成長を目指し、競争力のある分野を中心に経営資源を振り向けていくとしている。
同社はエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売している。千葉工場のEPDM製造設備については、操業開始は1970年1月、生産能力は4万t/年となっている。