江戸川合成(埼玉県東松山市、篠原幸治社長)は8月30日、再生タイヤのサイドウォールに新品同様の質感を付与する水性タイヤ用塗料「アクアリコート」の本格販売を開始したと発表した。
アクアリコートは、ゴム素材に対する密着性が高く、再生タイヤのサイドウォールをナチュラルに新品同様の質感に仕上げる水性タイヤ用塗料。主な特長としては、ゴム素材に対する優れた密着性(可塑剤の影響を受けにくく、タイヤに対して優れた密着性を発揮)、新品タイヤ同様の質感を実現(黒味の深い艶消し塗面を実現)、環境と人に優しい水性塗料(環境と人への影響に配慮した環境サステナビリティの高い塗料)などの点となっている。
使用方法は希釈・混合、塗装(スプレー塗装)、乾燥がある。スプレー塗装の場合、配合比は塗料:水=10:3~10。希釈は水を使用し、計量は重量比で正確に行うこととしている。
アクアリコートによるタイヤのリユースは、廃棄ゴムの数量削減を促進し、環境サステナビリティの面からSDGsへの貢献を可能にするもので、タイヤ更生サービスの需要が高まる中、アクアリコートはリグルーブやリトレッドなどのタイヤソリューションに最適となっている。
2021年09月02日