住友ゴム工業は９月１日、10月１日から全国公開される映画「僕と彼女とラリーと」にダンロップブランドで協賛し、ラリー用タイヤのダンロップ「ディレッツァ88Ｒ」（タイヤサイズ２０５・65Ｒ15・94Ｑ）を提供したと発表した。同社の名古屋工場で製造された同タイヤは、劇中のラリー車両「ＧＲヤリス」に装着されている。
「僕と彼女とラリーと」は「ＦＩＡ世界ラリー選手権（ＷＲＣ）」が２０２１年11月に開催される愛知県豊田市、岐阜県恵那市を舞台に、葛藤を抱えた若者が故郷の美しい自然と人々の温かさに触れ、自身の夢と大切な絆を取り戻す姿を描いた映画となっている。同社は同作品を通じて、豊田市の地域活性化とモータースポーツ向けタイヤ「ディレッツァ」ブランドの訴求を図っていく。
ラリー用タイヤのダンロップ「ディレッツァ88Ｒ」は、非対称方向性パターンで高いグリップ性能とトラクション性能を実現し、高剛性構造の採用により幅広い路面コンディションで優れた走行性能を発揮するハイグリップタイヤとなっている。ダンロップブランドではラリー用タイヤとして、「ディレッツァ88Ｒ」の他、「ディレッツァ94Ｒ」（舗装｟ターマック｠路面用）、「ディレッツァ95Ｒ」（未舗装｟ダート｠路面用）、「ＳＰ56Ｒ」（雪｟スノー｠路面用）をラインアップしている。
同社は１９６３年の東アフリカ・サファリラリーに参加した車両にタイヤを供給して以来、ラリー用タイヤの開発、供給を行っている。１９７０～１９８０年代前半のサファリラリー４連勝をはじめ、アクロポリス・ラリー、ニュージーランド・ラリー、サザンクロス・ラリーなど多くの世界ラリー選手権、国際ラリーで優勝車両の足元を支えてきた。また、全日本ラリー選手権においても、近年は、８度の年間ドライバーチャンピオンに輝く勝田範彦選手（愛知県出身）の他、多くのドライバー、チームに「ディレッツァ88Ｒ」をはじめとした同社製のラリータイヤを提供、多くの勝利、年間チャンピオンの獲得に貢献している。
「ディレッツァ88Ｒ｣を装着した｢ＧＲヤリス」
映画ポスタービジュアル
