昭和電工は9月6日、2021年8月23日付の同社取締役会において決議した新株式発行及び同社株式の売出しに関して、発行価格及び売出価格等を決定したと発表した。
公募による新株式発行の募集株式の種類及び数では、①国内一般募集における国内引受会社の買取引受けの対象株式として同社普通株式が1507万500株、②海外募集における海外引受会社の買取引受けの対象株式として同社普通株式が1552万9500株、③海外募集における海外引受会社に対して付与する追加的に発行する同社普通株式を買取る権利の対象株式の上限として同社普通株式が206万5500株となり、同社普通株式の合計は3266万5500株。発行価格(募集価格)は1株につき2465円で、発行価格の総額は805億2045万7500円となっている。
同社株式の売出し(オーバーアロットメントによる売出し)では、売出株式の種類及び数は同社普通株式が252万4500株、売出価格は1株につき2465円、売出価格の総額は62億2289万2500円となっている。
同社は、国内一般募集、海外募集及び同件第三者割当増資による手取概算額合計上限823億8323万800円について、2023年12月末までに、59億円を化学品セグメントにおける電子材料用高純度ガス製造設備等への投資資金に、58億円をエレクトロニクスセグメントにおけるSiCパワー半導体材料及びリチウムイオン電池関連素材の各製造設備等への投資資金に、2024年3月末までに残額である約706億円を同社マテリアルズセグメントにおけるCMPスラリー、銅張積層板、感光性フィルム及び樹脂バックドアモジュールの各製造設備等への投資資金並びにパッケージングソリューションセンタの機能強化及び再生医療製造拠点の能力増強等のための投資資金に、それぞれ充当する予定としている。
詳細については、2021年8月23日に公表された同社の「新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ」で確認できる。